高齢者夫婦の写真

日本人の高齢者ほとんどが高血圧にかかっています。そしておおよその高齢者の死亡原因が高血圧による心筋梗塞や脳梗塞によるものです。年齢が年齢だからといって高血圧になることを受け入れてはいけません。

軽度~重度の高血圧におけるミカルディスの有効率

ミカルディスが高血圧に作用する原理はアンジオテンシンⅡという、血圧を上げる物質の発生を抑え血圧を下げる効果を生み出す薬です。
アンジオテンシンⅡはアンジオテンシノゲンという肝臓や肥大した脂肪から発生される物質が体内で変化して出来る物であり、その発生の具合が高血圧の症状により異なるため、ミカルディスの効果は症状の程度により異なります。
ミカルディスの有効率は軽症・中等症本態性高血圧症の場合には76.8%、重症高血圧症の場合には79.3%となっています。
但し、これは他の病気を伴っていない場合であり、高血圧症と併発することの多い腎障害を伴う場合にはその有効率は65.0%と低くなることが分かっています。
ミカルディスの有効率とは体内のアンジオテンシンⅡの発生のメカニズムと大きく関係しています。
一般的な高血圧症の場合、その大きな原因は肝臓において多量の脂肪の分解が行われる際に発生するアンジオテンシノゲンの発生が多いためにアンジオテンシンⅡが大量に発生しこれが高血圧の原因となる事が分かっています。その為、重篤な高血圧症に対しての有効率がより高い事になります。
そのため、ミカルディスが高い効果を示す高血圧の症状としては重症高血圧症や軽症・中等症本態性高血圧症となり、その他の症状を併発している場合には高い効果を示すことができないという場合が多いのです。
特に腎障害を伴う高血圧症の場合には高血圧の理由がアンジオテンシンⅡだけではないケースが多いため、その有効率が低くなっています。
ミカルディスは血圧を下げる薬として非常に良く用いられますが、その症状により有効率が異なります。
アンジオテンシンⅡの発生をブロックし症状の改善を行う仕組みであるため、特に軽症の高血圧症の場合には効果があまり見られないこともあります。
高い効果を示すケースは軽症・中等症本態性高血圧症はアンジオテンシンⅡによる高血圧症であることに注意が必要です。
ミカルディスは高血圧症の改善の他に、臓器保護や血糖値改善にも効果があるものです。その理由はミカルディスが持つアンジオテンシンⅡのブロックの効果にあります。
アンジオテンシンⅡは血圧を上げる作用があるとともに、細胞の線維化という悪影響をもたらします。特に心臓の筋肉などを線維化し、その働きを弱めてしまうのです。
そのため心臓が血液を押し出す力を弱め、血流を悪くしてしまう原因となります。
この現象を効果を防止する効果がミカルディスにはあり、その他の臓器に対しても良い効果をもたらしてくれることから臓器保護の効果があります。
また、有効率としては腎障害を伴う高血圧症に対して比較的低い値となっているミカルディスですが、腎臓自身に対しては臓器保護の観点から同様に良い効果をもたらします。
一般的に腎不全の原因となる要素はその殆どが腎臓の筋肉の劣化であり、その要因としてアンジオテンシンⅡが最も大きな物となっています。
その為、このアンジオテンシンⅡの発生をブロックしてくれるミカルディスは腎臓に対しても保護の効果をもたらしてくれます。
さらにミカルディスには血糖値改善の効果もあります。ミカルディスが持つピーパーガンマ作用により、血液中の血糖を筋肉などの臓器・組織に取り込む作用を促進し、血糖値を下げるインスリンの効果を高める作用を生み出すアディポネクチンという物質の生成を促進することが分かっています。アディポネクチンにはその他にも炎症を抑える作用があることから、ミカルディスは総合的に臓器保護を行なってくれる薬となっています。
ミカルディスの効果は基本的には血圧を下げるものですが、その作用により様々な効果を生み出すものとなっています。
また、ゆっくりと作用することから心臓を含む臓器に対する負担が少ないこともあり、様々な高血圧症と併発する症状に高い効果を示す薬です。さらに、胆汁で完全に分解され体外に排出されることも大きなポイントとなっています。